あなたの家の物語

「自分の人生の物語」に目覚める

私は旅をする度に新しい事を学びます。
風水を教える時にも同じことが当てはまります。
ふいに新しい洞察が生まれてきたり、生徒から重要な視点を受け取ったりします。

最近、日本で開催した風水講座で、アドバンスクラスを途中まで受講してくれている女性が、そのような視点を私に提供してくれました。
彼女は、東京での週末の風水講座に参加して、自分の体験を参加者の前で話してくれたのです。

すでに定年退職しているそのチャーミングな生徒は、風水の才能があり、彼女が風水を実践する中で発見した素晴らしい本質的な視点を分かりやすく述べてくれました。
彼女はその体験をシェアしてくれた時、「物語(ものがたり)」という日本語は、2つの語源から構成されていることを教えてくれました。

「物(もの)」とは「持ち物」を意味し、「語る(かたる)」は「話す」という動詞です。
彼女は、自分の家や家具や調度品、置いてある物が、どのように私達に話しかけているか、どのように私達について話しているのか、そして風水を学ぶことで、私達が彼らの語る言葉を理解するために、どう役立っているかを雄弁に教えてくれました。

「私達の家は、私達の人生を反映しています。
そして私達が世界で言っていることを反映しています」と彼女は言いました。

彼女は、受講した2回のクラス(合計6日間)で学んだ風水原理を自宅に適用して以来、人生でより多くのフローと調和を経験していました。
彼女は自分が持っている持ち物をより意識し、自分の持っている持ち物に感謝していると言いました。
彼女は物たちがそこに存在していることに感謝し、1日の終わりには自分の1日と、起こったことすべてに感謝していました。

参加者も私も、その魅力的な年配女性がコンテンポラリー風水を、彼女が住む古い日本家屋に適用したことで経験した、新しい自由さについて、とても優雅に話すのを聞いて、涙を流しました。
私達は励まされ、感動しました。
私達が「自分の人生の物語」に目覚めるのに決して遅くはないことをはっきり理解しました。
私達はいつでも、自分の人生経験を高めるために新しい一歩を踏み出す事が出来るのです。

私たちは、家に置いてあるものにすっかり慣れてしまっているので、自分の人生の中にそれらの物があることを当然のことと思っています。
物を購入することや生活全般をあまり意識していなければ、私達は自分が持っている物全てを味わうことはほとんどないでしょう。

自分が持っている物が自分にトキメキをもたらしているかどうかを確認してみる、という近藤麻理恵さんの提案は、私達が持ち物と意識的な関係を持つためのパワフルな方法です。
全然使っていない物を所有することは、自分だけでなく、その物に対しても失礼です。

もし、その持ち物が生きていたらと想像してみてください。物に感謝されたくありませんか?
もし、物があなたに話す事が出来たとしたら、何と言うでしょうか?

これが、私が近藤麻理恵さんの仕事はとても価値があると信じている理由です。
そして、風水はその視点を更にアップグレードできると私は思っています。
私達は、私達の所有物の物語を認識することができ、それらとイキイキとした関係を築くことができます。
私達が所有している物に感謝し、心を込めて家に置くことが出来れば、それぞれのアイテムはベストを尽くして最高の生活を送ってくれるでしょう。
そうすれば、私達の家は感謝でいっぱいになります。

あなたの家は、あなたに何と言っていますか?何も聞いていませんか?
家の中に、もっと見ていたい(ある意味ではもっと「聞いていたい」)、もっと好きな物がありませんか?
どうすれば、それらを目立たせることができるでしょう。
そして、もはやスポットライトを当てるには相応しくないものが家の目立つ場所にありませんか?

時間をかけて、家全体に、各部屋に、そしてあなたが持っている各持ち物に挨拶してみてください。
少なくとも、自分が暮らしている空間と持ち物との繋がりを目覚めさせてくれるでしょう。
忘れかけていた何かを見つけて、家の空間の雰囲気を良くするために動かしてみてはいかがでしょう。
過去との繋がりを作り続けていた「何か」を手放す事が出来るかもしれません。
すると、より容易に、活力を持って前に進む事が出来るようになります。

あなたの持ち物、あなたの家、そしてあなたの人生に挨拶をしてみましょう!