何に囲まれて暮らしていますか

お気に入りの宝物? それともガラクタ?
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物をもつこと=ダメじゃない

家の中のガラクタは、最近よく話題になるトピックです。
特に風水に強い興味を持っている方々の間ではなおさらです。

風水に「ミニマリズム」が必要だとは思っていません。
しかし、風水とミニマリズムという2つのアプローチには「所有物と意識的な関係を結ぼう」という、とても重要な共通点があります。
持ち物が散らからないよう、スペースと収納が必要で、これはミニマリズムと合致する概念です。

しかし、私は自分自身の多様性や豊かさまで否定する必要はないと考えています。
重要なのは所有数ではなく、どのように所有しているかです。

これは要るもの?ガラクタ?

昨年開催したワークショップで「ガラクタを識別するための3つの基準」を定義しました。
これは多くの方々が定義しているものとは少し違っているかもしれません。

  1. 実際に使っている
  2. 適切な場所に置かれている
  3. それらを収めるスペースがある

要るものかガラクタか思い悩んだとき、これら3つの基準のどれかに照らし合わせることができます。

もし、そのアイテムを長いこと使用してないなら?
▶︎それはガラクタ・不用品です。

もし、使用していても、定位置にちゃんと仕舞えていないなら?
▶︎それはガラクタ・不用品です。

もし、十分に保管するスペースがないために、適切な場所に置けていないなら?
▶︎それはガラクタ・不用品です。

居場所のない物が増える = 居場所のない自分をつくる

個人としての私達はみな「どこかに帰属したい」と思っています。
家族、友人、同僚、コミュニティ、社会、そして世界全体に繋がりを感じたいのです。

家の中に 使用されていないもの・忘れられたもの が増えると、そのモノたちは「この家に属していない…」「自分は場違いだ…」と疎外感を感じはじめ、居心地の悪さが家に充満していきます。
当然、そのスペースに住んでいる私たちも、同じような感覚を経験し始めます。

帰属感をサポートできるのは風水だけではありませんが、風水は非常に重要な要素です。
ちゃんと使用されているもの が周囲に調和して存在していると、私達も「ここに帰属している」と感じられるようになります。

物への接し方が跳ね返ってくる

ガラクタや帰属意識に影響を与える、重要な要素に「清潔さ」があります。
ほこり、ゴミ、劣化、破損などの「汚れ」は物への感謝をもたらしません。

どうでもいい、どうなってもいい。雑然とした投げやりな雰囲気を作ります。

汚れは何とも馴染めないため「自分は望まれていない存在である」という雰囲気で場をみたし「孤立感」を高めてしまうのです。

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掃除は楽しく気持ちのよいこと

効率的に掃除したり、賢く家を整理整頓する方法を含め、学校では「住まいの手入れについて」十分に教えていません。
私は長い間、そのことに嘆いてきました。

子供時代「部屋を掃除しなさい!片付けなさい!」とドヤされ、反抗せず素直に聞いてきたでしょうか?
頭ごなしに叱られてきた記憶のために、今でも部屋の片づけに抵抗を覚えてしまう人は多いものです。

  • どれくらいの頻度で掃除する必要があるのか
  • 特定のエリアを掃除し忘れるのがどれほど簡単か

掃除を楽しんでするようになり、こうしたことに気付いたのは、比較的最近のことです。

「ドアフレームの上部」を最後に掃除したのはいつ?
床掃除をした後、目の前の空気がキラキラ輝いているように見えるのは何故?

家のすべては繋がっています。
直接見ることがあまりない細部も、定期的に掃除をしていけば「スペース全体の空気感やエネルギー」をよりクリアにします。

そして、あなたと家も繋がっているので、家を掃除すると 心と経験がリフレッシュ されます。

十分なスペースを確保して、物を適切に保管すれば、掃除しやすくなります。
しかし、持ち物を減らしたい理由は「掃除の効率化」だけではありません。

家のある物を把握し、定期的に取り出して、すべて有意義に使うことができるようになります。
それは、あなたの人生を間違いなく向上させるでしょう。

あなたが家にどんなものを、どれだけ置いていようと構いません。
しかし、それは キチンとした保管とお手入れができる範囲 である必要があります!