上手に『色』を取り入れるには？

自然界はとってもカラフルで、生き生きしていますよね。
なのに、インテリアにカラフルな色合いや鮮やかなトーンを使わずに制限していると、エネルギーの停滞を招いてしまう可能性があります。
あなたの家の空間に彩りや生命力をもたらす最もよい方法は、植物や花を使うことです。

美しいだけでなく、不可視のパワーも与えてくれる

家の中の緑（植物）は、あなたの幸福のために重要な存在になってくれるでしょう。
植物や花は空気を清浄化し、よい香りを運んでくれます（よい香りのものを選んで飾るとよいでしょう）。
加えて言うなら、目には見えないけれど知覚できる効能が植物や花にはあるのです。

植物や花は、五行（木・火・土・金・水）の一つである「木」のエレメント。
それゆえ、あなたの空間を自然界の生命力に満ちたバランスに近づけるための手助けをしてくれます。

花の色は他のエレメントも強調してくれます。
赤は火、黄色は大地、青は水、そして白は金（金属）というように。

花は自然な微笑みをひきだす

空間に花があることはとにかく有益で、伝統的な風水において花はロマンスの象徴でもあります。
私が花束を買うとき、それがチューリップの束のようにシンプルなものであっても、道行く人はブーケを持って歩く私に微笑んでくれます。
（彼女にプレゼントするわけではないことを知ってがっかりしたのは店員さんだけではありませんが…）

きっと、あなたのお部屋にも花があると笑顔になると思います。
人を微笑ませるような花のエネルギーを部屋に呼び入れたくない人はいませんよね？

日常的に花を飾る習慣をつける

私は１週間に１回（必要があればもっと頻繁に）花を購入しています。
花束を定期的に購入することは、部屋の空間だけでなく、あなた自身のエネルギーをリフレッシュしようと自分で選択した、ということなんです。
週に１度花束を飾ることは、とても素敵な儀式になるでしょう。

植物を置くことは、空いたスペースを埋める素晴らしい方法です。
部屋のコーナーはエネルギーの流れをつくるのが難しい場所。
埃がたまりやすくエネルギーが停滞してしまいます。
植物は空間を息づかせ、滞っているエネルギーを循環する働きをします。

NGな植物・オススメの植物

でも、サボテンはあまりおすすめしません。
なぜならサボテンは「触らないで！」というメッセージを発しているから。
また、チクチク尖った葉の植物は攻撃的に見えるので、ほとんどのスペースにおいて適していません。

葉が柔らかい植物は総じて好ましく、葉が適度に湿り気を帯びているようにしてください。
（滴るほどにする必要はありません）

植物を電化製品の上や近くには置かないのはご存知だと思います。
電化製品だけでなく、水に敏感なものの近くに植物を置かないことは常識です。
（常識と言いつつも、私は電化製品と植物を一緒に飾っている家を何度も見てきましたので念のため）

ジェイドプラント（金の成る木）は風水に良いと言われています。
水をほとんど必要とせず、柔らかく湿ったぷくぷくした形状の葉は、富を招き入れる象徴の植物として見なされてきました。

どの程度の量・サイズを置くべきか

観葉植物のサイズは空間にあったものを選んでください。
日常生活の動線に支障をきたさないことも大切です。

時折、部屋の中がジャングルのように植物を配置しているお宅がありますが、圧倒されるようなパワフルすぎる植物はサポートにはなりません。
このような印象の空間には、たいてい息苦しい家族関係が見受けられます。

枯れてしまったら？ 世話できるか自信がない時は？

植物や花はいつも瑞々しく保ってください。
枯れてしまった花や植物は処分し、新しいものに置き換えて。

もしも、あなたが次もまた枯らしてしまいそうと不安に思うのでしたら、フェイクプランツ（造花・人工植物）でもよいでしょう。
フェイクプランツは、見た目がリアルであればよいと思います。

ドライフラワーは手放しましょう

ドライフラワーは本当に問題です。
かつて生きていて今は死んでいる、かつて美しく咲いてた花の幻影です。

ドライフラワーがある場合、今よりも楽しくてイキイキしていた過去を手放したくないという、厄介なエネルギーを空間に作っている可能性があります。

私は部屋の中にたくさんのドライフラワーを置いて、そのために虚弱体質や感情的に脆い健康状態になっているクライアントさんを何人もみてきました。
ゆえにポプリは個人的に好きではありませんが、アロマオイルの代わりに使うのならよいと思います。

ドライフラワーは手放しましょう。
とくに結婚式のブーケはドライフラワーにして飾らないように。
いつもあなた自身が新鮮な体験の中にいられるようにしてください。

あなたの家が生き生きしたエネルギーと生命力に満ちていきますように。