学校には、子どもたちが挑戦したくなる面白いものがいろいろあります。
子どもは成長するにつれ、遊びより勉強が必要になりますが、それでも遊ぶこと、探求すること、休息をとることは必要です。
小さな子ども部屋しかないご家庭が多いので、自宅の中ですべて満たしていくのは容易ではありませんが、遊ぶ・探求する・休息する、というどれも大事な活動を、子ども部屋の中で全体的に育てるように考えることは大切なこと。
では、いまある住環境の中でどうバランスをとればよいのでしょうか?
子どもの仕事は「学ぶ」こと(「勉強する」ではなく)。
ですから、空間を冒険や発見に満ちたものにすることが重要です。
冒険といっても、床に広がったマンガの中から今日は何を読もうかな、と探し求めることじゃありませんよ。
読んだり、試したり、調べたりしたくなる環境を部屋につくりましょう。
整理整頓された机と姿勢をしっかり保つ椅子はぜひおきたいもの。
座った位置から部屋に入ってくる人が見えるよう、ドアが視界に入り、背後の壁には窓がない位置が理想的です。
もしも、椅子の後ろに窓が位置する場合、お子さんが勉強している間はカーテンを閉めるようにしてみてください。
より落ち着いて勉強することができるでしょう。
机が壁に向かって配置されている場合は、正面の壁にお子さんの達成したいゴールや目標がわかるようなものを美しく展示してみて。
お子さんの興味や関心のあることは、机の周りに左右どちらでもよいので飾ってみるとよいでしょう。
興味のあるもののポスターを飾るのもいいですね。
もしもお子さんが、心配になるほど目標達成にプレッシャーを感じてしまっているようなら、勉強時間と睡眠時間をうまく切り替えること。
キャスターつきの机なら、使っているときは机を引き出せばよいですし、勉強を終えたら片付けられるので、睡眠のモードを創ることが可能です。
勉強中とそうでない時のモードを切り替えれば気分も変わります。
宿題が終わったら、教科書やノート類は鞄の中に戻すようにします。
そうすると、朝のカオスから解放されるばかりでなく、勉強以外の時間をより楽しむことができるようになります。
学校とプラベートが曖昧になっていると、ベッドに横たわって勉強するというようなことになってしまいます。
こうすることで、本当に興味のある話題についてベッドの上で読書する喜びを得ることができます!
本は、風水を実践する上で多くのチャレンジとなります。
空間にたくさんの情報がつまった本がいくつもあるとどうでしょう。休まらない感じになってしまいますよね。
可能であれば、本はベッドから離れたところに配置してください。
地震が発生した場合のリスク低減になるだけでなく、お子さんにとっても本があることによるプレッシャーや情報過多で心が鎮まらないような状態から守ることになり有効です。
ベッドのそばに本が一冊あるのは問題ありませんが、積み重なった本があるのはお子さんの心に負担をかけてしまうかもしれません。
恐竜や夜行性の動物のポスターを飾るならプレイエリアにしましょう。
そうすれば、あなたのお子さんが夢の中で恐竜や夜行性の猛獣に出くわすことはないでしょう。
プレイエリアには、小さなラグを敷いて境界線をつくると有効です。
おもちゃは使い終わったら片付けましょう。
遊び終わったものを元の場所に戻すお片づけの習慣は、幼少のときに教え始めるのがベストです。
お片付けの習慣を小さい頃に身につけた子どもは、大人になっても自分の家や空間を大切できるようになります。
恐竜のポスターと同様に、くるまやスポーツ選手、スーパーヒーローや悪役など「アクティブ」な性質のアイテムは、プレイアエリアの近くに置き、ベッドからは遠ざけてください。
あなたのお子さんが、バランスのとれた心と、素直な知恵と、好奇心に満たされるよう、空間の万全のサポートがありますように。